放送大学で大卒を目指す看護師へ|確実に卒業できる勉強法
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「放送大学はテレビを見ているだけで卒業できる」は都市伝説です。
でも、戦略さえ立てれば看護師でもちゃんと卒業できます。
本記事では、三交代勤務をこなしながら放送大学を卒業した筆者の体験をもとに、看護師が放送大学を選ぶ理由・学費のリアル・実際に使えた勉強法を丸ごとお伝えします。
「大学進学を考えているけど、忙しくて無理かも…」と感じている看護師さんに、ぜひ読んでほしい内容です。
📌 この記事がおすすめな方
- 放送大学への進学・編入を検討中の看護師さん
- 三交代・夜勤ありでも通信制大学を卒業したい方
- 学位授与機構で看護学士の取得を目指している方
目次
放送大学とは?
在学中に言われた、「放送大学ってテレビ見てるだけで卒業できるんでしょ?」
違います。
放送大学の学習には、通信指導の提出と単位認定試験への合格がセットで必要です。
「出席してるから合格!」みたいなお情けもありません。
それなりに勉強しないと単位は取れないのが現実です。
ただ、現在はWeb受験も導入され、働きながら学ぶ環境としては相当整ってきています。
看護師が放送大学を選ぶ3つの理由
1. 学費が安い
放送大学の学費は、1科目あたり約11,000円(2単位)。
大学進学を考えるとき、最大のハードルのひとつが学費です。
夜間大学や他の通信制大学と比べると、放送大学の学費は格段に安く、科目単位で履修できるので「今学期はここまで」と自分のペースでコントロールできます。
私はいきなり全科履修生(卒業が目指せる)からスタートしましたが、科目履修生や選科履修生といったお試し入学もOK。
取得した単位は全科履修生になっても活用できます。
いうなれば食べ放題ではなく「一品ずつ注文できる定食屋」のようなイメージです。無理なく続けられます。
2. 試験がWeb受験できる
以前は学習センター(キャンパス)に出向く必要がありましたが、現在はWeb受験がメイン。
「休み希望を出したのに急な日勤シフトで受験できない…」という悲劇もありません。
師長に「本当にごめんだけど、ここ日勤できる?」と言われ「わっかりましたー!」と答えた翌日のテストをそっと諦めた、あんな思いはしなくてOK。
現在はWeb単位認定試験が導入され、自宅で受験できます。
夜勤明けでも休日でも、自分のタイミングで受けられるのは看護師には大きなメリットです。
3. 編入制度があり、大卒が目指せる
専門学校卒の看護師さんでも、編入制度を使って大卒(学士)資格を取得できます。
さらに、放送大学で取得した単位を活用して、学位授与機構(NIAD)で「看護学士」を取得することも可能です。
これについては後ほど詳しく触れます。
捨てるべきメンタル
筆者が当初どれだけ甘く見ていたかというと、「夜勤も勉強もがんばる!」と気合だけで入学した結果、通信指導を提出できずオートメート不合格という洗礼を受けました。
(単位認定試験の受験資格は通信指導の合格です。)
気合は燃料として最弱です。すぐ切れます。
2年目前期、完璧を目指したばかりに自滅。
その後、フィジカル・メンタルともに限界を感じて一度休学しました。
そこで「完璧主義を捨てて戦略で動く」に切り替えたところ、復学後は順調に単位を積み上げ、無事に卒業できました。
看護師が放送大学で確実に卒業するための4つの戦略
前提:目的をはっきりさせる
「なんのために大学に行くのか」をまず決めましょう。
筆者の目的は「卒業すること」であり、「きらきらした女子大生」ではありませんでした。
卒業のために最低限の要件を満たす勉強をすればOK、と定義したことで、曖昧な「ちゃんと勉強しなきゃ」という呪縛から解放されました。
戦略 1
学習の順番を逆にする
放送大学が想定する学習順序:
教科書を読む → 授業視聴 → 通信指導提出 → 試験対策 → 試験
筆者が実践した順序:
通信指導から開始 → 教科書で全体像を把握 → 課題を解きながら学習 → 授業は時間があれば見る
通信指導に合格しないと試験が受けられない仕組みなので、まず「提出を確実に終わらせる」ことを最優先にしました。
通信指導は単位認定試験と似た形式なので、解くだけで試験対策も兼ねられます。
戦略 2
まとめノートを作らない
きれいなまとめノートを作る時間は、単位取得に直結しません。
代わりに、教科書への直接書き込みとマーカーで十分です。
- 赤マーカー:通信指導で出題された箇所
- 黄マーカー:看護学校時代に重要だった箇所
看護師は解剖生理・病態生理の基礎知識がすでにあります。
大学の勉強と看護学校の勉強、重要ポイントはそんなに変わりません。
戦略 3
SNSでどんどんつながる
放送大学の卒業率は約50%と言われており、モチベーション維持が最大の課題です。
SNSには仲間がたくさんいます。筆者はX(旧Twitter)で同じ科目の履修者と情報交換をしていました。
- 同じ科目を履修している人との情報交換
- 試験の傾向や難易度の共有
- Web試験のトラブル対処方法の共有
戦略 4
単位の取りやすい科目を選ぶ
履修登録で差がつきます。ポイントはシンプルです。
- シラバスの平均点が高い科目を選ぶ(70%を切るものは辞めときましょう。できれば80%以上。)
- 看護師としてすでに知識がある領域を優先する
- 全く触れたことのない科目(外国語含む)は後回し
看護師なら、心理学・公衆衛生学・解剖生理学・病態生理学は特に取り組みやすいです。
「スペイン語でも挑戦してみようかな」という理想は、卒業後にどうぞ。(実際やって単位落としました)
ただ、看護学士を目指す方は外国語自体は取っておいて損はないです。なぜなら単位振り分けのときに外国語の単位も振り分ける必要があるから。
英語以外が得意ならその言語を、そうでない方は英語を選択しましょう。
学位授与機構(NIAD)で「看護学士」を目指す方へ
放送大学で取得した単位は、独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構(NIAD)への申請に活用できます。
専門学校卒の看護師さんが「看護学士」を取得するルートとして、放送大学との組み合わせは王道です。ただし、取得する科目の組み合わせには注意が必要で、闇雲に単位を積んでも申請要件を満たせないケースがあります。
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レポートの書き方・単位計画の立て方・申請のつまずきポイントなどをまとめた記事があります。
学修成果レポートのテーマ選びから試験対策まで、独学で合格した経験をもとにした具体的な解説つきです。
まとめ
放送大学は決して楽ではありません。
でも、看護師が持つ「計画性・継続力・問題解決能力」と「医療知識のベース」は、放送大学での学習に直接活きます。
卒業するために大切なのは、この4つです。
- 完璧主義をやめる
- 戦略的に科目と学習順序を選ぶ
- SNSで孤独を解消する
- 健康を最優先にする(夜勤明けの勉強は本当におすすめしません)
学費を抑えながら、自分のペースで、しっかりと学士を取る。それが看護師にとって現実的な放送大学の使い方です。
この記事が、進学を迷っている看護師さんの背中を少し押せたなら嬉しいです。




