看護師から一般企業に転職したい。
でも、何から始めればいいかわからない。
経験者からいえるのは、最初にやるべきことは「病院の外の世界を知ること」です。
転職サイトへの登録でも、資格の勉強でもありません。
筆者は看護師時代、日経ウーマンを手に取ってみたことがあります。
結果は、1ページもピンと来ませんでした。😂😂
完全に知らない世界が広がっていました。
「私、一般社会のことを何も知らないんだ」と気づいたのが、キャリアチェンジのスタートでした。
その後、一般企業へ転職し、複数回の転職、採用担当も経験。
今は医療とはまったく違うフィールドで働いています。
ただ、まっすぐ進めたわけではなく、しっかり遠回りもしました。
この記事では、その経験をもとに、看護師から企業へのキャリアチェンジで最初にやるべきことを5ステップでまとめます。
各ステップの詳しいやり方は個別の記事で解説しているので、あわせてどうぞ。
- 看護師のキャリアチェンジで最初にやるべきこと
- 遠回りしないための5ステップ
- 私が実際にやらかした失敗と、その対策
〇〇やりたいです!で受かると思っていた
筆者の失敗談からお話しします。
ぜひご笑納ください。
企業転職を決めたとき、私が最初にやったことは「とりあえずやる!頭で考えない!」でした。

行動力だけは満点 笑
選考では、「やりたいです!」というやる気さえあれば受かると思っていました。😂
過去の経験を総スルー、やる気一本釣りの大一番。
受かるわけない😂😂
企業が知りたいのは熱意よりも「あなたが入社後に何ができて、どのような価値を生む可能性があるか」です。
企業の採用担当は、企業に価値(=顧客への価値、企業への価値、収益)を生んでくれて、チームにフィットする人が欲しいのです。
やる気も重要ですが、勉強しますや医療がわかりますでは何も伝わりません。
相手が必ずしも医療知識を求めているわけではないからです。
動くこと自体は正解ですが、ぜひ私の経験を教訓に前に進んでほしいです!
ここから紹介する5ステップは、私自身の教訓と採用担当で得た知見を織り交ぜたものです。
ステップ1:病院の外の世界を知る
最初のステップは、病院の外にどんな仕事や働き方があるのかを知ることです。
看護師は病院の中ではプロですが、病院の外の働き方を知る機会はほとんどありません。
ちょっと嫌な言い方かもしれませんが、あなたは思っているよりずっと世間知らずの可能性があります。
(私は世間知らずでした・・・)
知らないものは知りようがないので、まずは情報を入れるところから始めましょう!
おすすめの情報源はこのあたりです。
- 企業に転職した看護師のSNS・ブログ(リアルな声がわかる)
- OpenWork・エン転職などの口コミサイト(社内の雰囲気がわかる)
- YouTubeやPIVOTなどのビジネス系動画(業界の空気感がつかめる)
- 日経ウーマンなどのビジネス誌(働く女性の「普通」がわかる)
最初はピンと来なくて大丈夫です。
私も日経ウーマンはまったくわかりませんでしたが、「わからないことがわかった」こと自体が大きな収穫でした。
ステップ2:「なぜ辞めたいのか」を言語化する
外の世界が少し見えてきたら、次は自分の内側です。
「なぜ今の働き方を変えたいのか」を、自分の言葉で書き出します。
動機があいまいなまま転職すると、転職先でも同じ不満にぶつかりやすいからです。
看護師がキャリアチェンジを考える理由は、大きく3つのタイプに分かれます。
- 環境型:夜勤・シフト・人間関係がつらい → 「働き方」を変えたい
- 方向型:やりたいことが変わった・別のことに興味が出た → 「仕事の中身」を変えたい
- 成長型:医療の外のスキルも身につけたい・視野を広げたい → 「自分の可能性」を広げたい
私の場合は「方向型」でした。
病棟で関わる患者さんの再入院が多く、退院支援をしても、来週また再会・・・という現実。
「入院になる前に、もっと早く関われないか」という気持ちが湧きはじめました。
夜勤をしているとなんとなくこの働き方に疲れたという方もいらっしゃると思います。
ただその「なんとなく疲れた」も。掘り下げると
- 肉体的な疲れなのか
- 患者との人間関係の疲れなのか
- 同僚との人間関係の疲れなのか
- プレッシャーなのか
- やりがいの感じ方が変わったのか
が見えてきます。
考えられる理由が違えば、原因への対処法もまったく変わります。


今の職場で何がつらくて、どうなりたいのかを箇条書きでいいので書いてみてください。
とはいえ、自己分析は一人でやると行き詰まりがち。
自己分析は肯定してもらうことも必要ですが、他者の客観的な視点があるほうが方向性がズレません。
プロのキャリアコーチに壁打ち相手になってもらうことで、ズレた軸で転職→失敗という悲劇を防ぐことができます。
- 入会金・高額の一括入金不要、サブスクで始められる → キャリアセッション
- 30−40代からの転職軸の発掘 → ZaPASSコーチングキャリア
ステップ3:自分のスキルを「企業の言葉」に翻訳する
次は、看護師として積んできたスキルの棚卸しです。
私の経験棚卸しゼロやる気一点突破が失敗した理由も、ここにあります。
看護師の経験には、企業でも通用するスキルがたくさん詰まっています。
ただし、そのままでは伝わらないので「翻訳」が必要です。
- 急変時の優先順位判断 → 緊急時のタスク管理・意思決定力
- 多職種連携・カンファレンス → チームワーク・プロジェクト調整力
- 退院支援・在宅調整 → 関係者調整・プロジェクト管理
「〇〇がやりたいです!」の代わりに、
こういう状況で、こう判断して、こういう結果を出しました。だから御社ではこう活かせます
と話せれば、採用担当の反応はまったく変わります。
棚卸しと翻訳の具体的なやり方は、採用担当をしていた立場からこちらの記事にまとめています。




ステップ4:「職種」より先に「働き方」を決める
職種を考える前に、「どんな働き方をしたいか」を決めておくのがおすすめです。
職種だけで選ぶと、やりたい仕事に就けたけど、こんな生活続かない、のようなミスマッチが起きがちです。
チェックしておきたい条件はこのあたりです。
- フルリモート・ハイブリッド・出社、どれが理想?
- 残業はどのくらいまで許容できる?
- 副業はしたい?できる環境がいい?
- 転勤の可能性がある仕事はOK?
- 土日祝休みが必須?シフト制も可?
職種へのこだわりより、生活に合う働き方かどうかを先に見たことが、結果的によかったと思っています。
リモートワーク求人に特化した転職・副業サービス。「在宅で働きたい」という条件から仕事を探したい方に向いています。医療職からの転職でも、リモート可能な職種は意外と多くあります。
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ステップ5:転職エージェントへの登録と勉強
ここまで来て、ようやく求人探しと勉強の出番です。
順番を逆にすると、私のようにやる気一本釣りで苦しむことになります・・・😭
転職エージェントは「軸」ができてから登録する
転職エージェントは、求人企業と求職者をマッチングするビジネスです。
採用が決まると報酬が発生する仕組みなので、軸がないまま登録すると、すすめられるがままに決めてしまいがちです。
エージェント担当者もあなたの売りポイントがわかるほうが良い求人を紹介しやすいです!
棚卸しと軸づくりが終わってから登録すれば、担当者に希望を具体的に伝えられ、紹介される求人の精度も上がります。複数登録して比べるのが基本です。
リモートメイン → リモフル

未経験転職特化 → イーチキャリア



勉強は「資格を取ってから」ではなく並行で
よくあるのが、「資格を取ってから転職しよう」と思って、そのまま動けなくなるパターンです。
資格は目的を叶えるための手段です。目的ではありません!
一般企業を目指すなら、ビジネスの基礎(報連相・Excel)やIT・DXリテラシーあたりを押さえておくと、面接でも話しやすくなります。
余裕があれば、簿記3級やITパスポートなどもおすすめです。
月額1,078円〜で150講座以上が受け放題のオンライン資格学習サービス。簿記・FP・ITパスポートなど、転職に役立つ資格講座が揃っています。スマホで学習できるので、夜勤の隙間時間にも使えます。無料体験もあり。
【オンスク.JP】
まとめ:最初の一歩は「病院の外を知る」こと
看護師のキャリアチェンジは、次の順番で進めると遠回りしにくくなります。
- 病院の外の世界を知る
- 「なぜ辞めたいのか」を言語化する
- スキルを「企業の言葉」に翻訳する
- 「職種」より先に「働き方」を決める
- エージェントと勉強は「棚卸しのあと」に使う
「とりあえずやる!」の行動力は、キャリアチェンジの大きな武器です。そこに地図を1枚足すだけで、遠回りはぐっと減ります。
まずは今日、企業に転職した看護師のSNSやブログをひとつ覗いてみてください。









